ミニカッティングミル PULVERISETTE 29(P-29) は、最大試料投入サイズ 25 mm、可変ローター速度 500 ~ 6000 rpm で、穀物などの中硬、軟、強靱、繊維状、強弾性、温度に敏感な材料を迅速かつ強力に粉砕します。また種子、さらには比密度の低いプラスチックやその他の材料でも、信頼性の高い再現可能な結果が得られます。500 ~ 6000 rpm の間で回転速度を調整できる為、各サンプルの粉砕プロセスを微調整できます。また、すべてのフリッチュ社のカッティングミルと同様に、本装置は、簡単かつ迅速な洗浄という点に重点を置き、設計・開発されました。
ローターナイフと固定ナイフは、裏側のエッジ(刃)を使用できる為、長持ちしてご使用頂けます。固定ナイフは差し込むだけで、非常に簡単に取付できます。また切断ギャップの調整は不要です。
本装置のもう 1 つの利点は、特殊な粉砕室の形状です。ローターの回転刃先と固定ナイフの間で段階的に設計された刃の形状のおかげで、サンプルは自動的に搬送され、徐々に細かく粉砕されます。目的の最終的な細かさが達成されるまで、ナイフ間に剪断力がかかります。さらに、ふるいインサートは、ローターまでの最適な距離に設置されています。デッドスペースが殆ど無いように、設計されている為、サンプルロスは最小限で済みます。
フリッチュ社製 P-29 は、可変回転速度のおかげで、水分をほとんど失わずに、特に穀物やその他の種子を最適な方法で粉砕します。したがって、飼料および原材料のサンプリングの分野で分析的に正確な分析を行うための必須要件を満たします。
4 つの直線切れ刃を備えたローターと硬化ステンレス鋼製の固定ナイフにより、毎分最大 48,000 回の切断プロセスが可能です。 素材選びにおいては、特に上質なものを選び、加工にもこだわりました。
正方形または台形の穴を備えたステンレス鋼 316L 製のさまざまなふるいインサートを使用すると、最終的な細かさ 0.25 ~ 6 mm を達成できます。
ミニカッティングミルは、いくつかの簡単な手順で汚染を除去して洗浄できます。また、ステンレス鋼 316L 製の正方形および台形の穴を備えたふるいインサートにより、デッドスペースが少なくなり、洗浄が極めて簡単になりました。
シャフト上のステンレス鋼製のラビリンスシールは磨耗が少なく、効果的な汚染保護を提供し、サンプルに追加の熱影響を与えません。
当社では、プッシャー付き漏斗、実用的なサンプル カップ マウント、カッティング ローター、およびふるいインサートを提供しています。 台形および正方形の穴を備えた当社のふるいインサートは、簡単に取付できて、さらにはローターと試料の間を最適に保ちつつ、試料をふるい目の細かさへ粉砕します。