■特長

1. 大型モーター(2.2kW)を装備し、最大120×85mm幅の大きな試料をそのまま投入できます。
2. 高いトルクの大型モーターは、回転数(300rpm)は低く、発熱や粉塵を軽減できます。
3. 粉砕室は、ハウジング部とカバーを割り開くことができ、内部の清掃や粉砕刃の取り外しが容易です。
4. ブレーキを内蔵している為、ストップボタンを押すとモーターは瞬時に停止します。
5. 本機の作動中は、粉砕室が開くことが無いように、インターロックが装備されています。
6. オプションのサイクロンダストチェンバーシステムと併用することで、通常粉砕が難しい試料でも粉砕が可能になります。
7. 本機は、専用スタンドに取り付けることをお薦めしていますが、机上に固定することも可能です。(穴あけ加工が必要)
8. ふるいは、ステンレス製の1〜10mmの6種類のふるい目を用意しております。また取り外しやすいカセット方式を採用しております。
9. 受け皿は、標準サイズ3L・大容量サイズ10Lを用意しております。※さらに大きいサイズをお求めの場合は当社へお問合せ下さい。

■使用される分野

　比較的軟らかな試料や、中程度の硬さの試料の前処理に適しています。 ゴム・皮・紙・プラスチック・カートン・木材・石炭・飼料・牧草・トウモロコシ・ 穀物・骨・乾燥した魚・タバコ・葉・コルク・麦ワラ・フィルム・プリント基板等、環境リサイクル関連の実験用に最適です。
弊社ロータースピードミルP-14との併用により、さらに細かな粉が採取できます。

■　粉砕試料の目安　■

■粉砕方法

　上部より投入された試料は回転刃と３枚の固定刃の間で切断されて、粉砕室の下部のふるい目を通過して、受け皿に送られます。 試料はふるい目を通過するまで、粉砕室内に残る設定になっております。ふるいの目は1〜10mmの６種類を用意しております。 フリッチュ社のロータースピードミルP-14の前処理機として、お使い頂くことをお薦めします。

■各種アクセサリー

▼粉砕刃

Ｖ型ローター 　1.工具鋼製（標準） 　2.タングステンカーバイト製	切断刃で刃物を使うように試料を切り裂いていきます。
ディスクミル型ローター 　1.タングステンカーバイト製	切断刃でシュレッダーを使うように試料を引き裂いていきます。 硬い試料に適しています。

1. 上記2点の刃は、従来のカッティング方式で問題とされていた熱の発生を少しでも弱め、作動中の騒音を少しでも静かに出来るように開発されました。特にタングステンカーバイト製の刃の登場により、これまで難題とされていたグラスファイバー付きのＰＣＢスクラップの粉砕も可能となりました。

▼ふるい

		ステンレス製角形穴 　4.00mm・6.00mm・8.00mm・10.0mm
		ステンレス製梯型穴 　1.00mm・2.00mm

▼ホッパー

	標準ホッパー(10L)	大半の試料に適応可能 ※比較的大量処理に向いています。
	標準ホッパー (フタ・押込棒付）	大半の試料に適応可能 ※比較的比重の軽い試料(ビニール・プラスチック系等)に向いています。

▼RoHS対策用　カッティングツール（クロームフリー）

■仕様

※最終粒度は試料及び投入する試料の大きさにより異なります。
また、商品改良やロット変更に伴い、やむを得ず商品の一部の形状又は一部の色を予告無く、変更する場合がございます。ご了承下さい。